2004年11月に発行された現行の紙幣は、今年で5周年を迎える。 「そうかぁ~」と感慨深く現行の千円札の裏面を見てみると、そこには見事な逆さ富士が。 こんなキレイな逆さ富士なら、一回ナマで見てみたいと思うのは致し方ないこと。 というわけで、財務省にズバリ「これ、どこで見れますか?」と聞いてみた。 すると「財務省ではどこで見られるかは特定できません」との答えが。 「え~! 財務省がデザインしているんだから、それくらいわかるでしょう。もしかして、キレイな光景を財務省の職員だけで独り占めしようとしているんじゃないの?」 とクレイマーよろしく詰め寄ると、こんな風に答えてくれた。 「実はこの図案、1935年5月2日に写真家の岡田紅陽氏(故人)が本栖湖畔から撮影した『湖畔の春』という作品をベースにデザイン化したものです。財務省で実際に撮影したものではないので、この光景がどこで見られるかということまでは