先日のマサチューセッツ州上院補欠選挙で圧勝したスコットブラウン氏(共和党)。 同州は本来圧倒的に民主党が強かった。 リベラルな都市部が票田となるからね。 そのような「強み」があったので、民主党に慢心が生まれていたのは否定できない。 だが、今回の選挙ではスコットブラウン陣営の緻密な選挙戦術が功を奏したのも事実だろう。 戦術1・相手に覆いかぶさるべし まずはスコットブラウン陣営のテレビ宣伝を観てみよう。 そもそも今回の選挙は先日なくなったテッドケネディ上院議員(民主)の補欠選挙。 そのテッドは、言うまでもなくあのJFK大統領の弟である。 そのJFKの有名な演説を引き継ぐ形で「俺に任せろ」と主張するスコットブラウン氏。 追い詰められた対抗馬のMartha Coakley女史はどう出たか? よりによって、Martin Luther King Jr.氏の遺志を引き継ぐと宣言したのだ。 これはちょっと