「きれいなおねえさんは、好きですか。」 こんな刺激的なキャッチコピーの広告をご記憶だろうか。いまから26年前の1992年に女優の水野真紀(初代イメージキャラクター)を起用し、2008年まで16年も続いた松下電工(当時/現パナソニック)の広告だ。 この広告は認知率が9割を超え、パナソニックの美容家電を世に知らしめるうえで、きわめて大きな役割を果たした。 パナソニックはその後も、美容家電のブランドコンセプトを巧みに変遷させながら、商品を丁寧に売ってきた。 たとえば2008年からは、「美しいをつくる、テクノロジー。」として、商品が最新技術や新機能を盛り込んでいることをアピールし、化粧品と美容家電を技術で差別化した。 それが2010年からは「忙しいひとを、美しいひとへ。」と変わり、自宅にいながら本格エステの気分を味わえる、効率美容を前面に打ち出した。現在のイメージキャラクターには、モデルで女優の水