昭和の人気刑事ドラマ「西部警察」をほうふつとさせる派手な爆破イベントで地域を盛り上げる取り組みが福岡・筑豊地域で動き出している。11月上旬に開いたテストイベントは大成功。来年1月下旬には一般参加者が走行する車に乗り込んで爆破を体験できるイベントを計画しており、関係者は「地域おこしの起爆剤に」と意気込んでいる。 空き地の仕掛けがごう音とともに炎を噴き上げ、脇をパトカーに模した車が走っていく。11月7日、福岡県糸田町で開かれたテストイベント。空き地を提供した建設資材の製造販売業などを手がける中村産業(同県田川市)や町の関係者らが見守った。ドライバーの伊東通敏さん(47)=佐賀県吉野ケ里町=は「子供のころに西部警察を見ていたので、経験できて光栄」と笑顔をみせた。 企画したのは、東京在住で同県飯塚市出身の映像作家、永芳健太さん(46)だ。永芳さんは、小学4年の時に福岡県内であった西部警察のロケにエ