災害後の避難生活がストレスとなり、体調の悪化につながることがあります。特に女性たちをとりまく状況は深刻です。エコノミークラス症候群など、避難生活で体調を崩す女性の割合は男性より多いという調査もあります。そうした中、避難所運営や防災活動に女性が関わることで、変わり始めた現場があります。防災への女性の参画のあり方を実例から考えます。 これだけは知っておきたい、防災への女性参画のカギ ▼熊本地震におけるエコノミークラス症候群の入院患者のおよそ77%が女性。災害時の避難の現場には、女性ならではの多くの問題がある。 ▼女性が中心になって避難所を運営することで、避難所の環境が改善した事例がある。 ▼避難所への持ち出し品の中に、女性や乳幼児のためのグッズも用意しておく。 避難生活で体調を崩す女性たち なぜ女性の参画が「防災」のカギになるのか。それを考えるうえで、重要なデータがあります。それは、熊本地震に