米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社KKRは、世界の株式と企業業績に対する強気姿勢を維持。一方インフレ率については、市場のコンセンサスを上回る見通しを示した。 16日付のリポートでKKRは、2022年のS&P500種株価指数の目標を4900とし、従来の4650から引き上げた。1株当たり利益の15%増加を想定している。 グローバルマクロおよびアセットアロケーションの責任者、ヘンリー・マクベイ氏が主執筆者を務める同リポートは、「システムになお存在する極めて過剰な流動性を恒久的に相殺するほど2022年の金融環境が引き締まるとは、われわれは考えていない」と記した。 米国の消費者物価指数(CPI)上昇率については、KKRは来年5%に達すると予想。コンセンサス予想は3.6%となっている。 米連邦公開市場委員会(FOMC)は15日、根強い高インフレに対応するため、資産購入プログラムを従来
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