全米有数の億万長者で知られるメディア王マイケル・ブルームバーグ氏が、大統領選終盤に来て、「トランプ再選阻止」めざしバイデン民主党候補への大口政治献金に乗り出した。 背景に、ニューヨーク市長時代からの確執と怨念がある。 「ブルームバーグ氏、フロリダでのバイデン候補テコ入れに最低1億ドル寄付!」―13日付の米ワシントン・ポスト紙(電子版)はこんな大見出しの記事を掲げ、11月3日投票日に向けし烈化する両陣営の選挙資金集めの近況を報じた。同日付のCNN、CNBC、CBSはじめ各主要テレビ、AP、ロイター両通信社、多くの電子メディアも「至急報」で一斉に大々的に伝え、異常ともいえる反響の大きさを示した。 報道によると、ブルームバーグ氏顧問団は先週、選挙戦終盤に入り、資金集めでもバイデン候補にリードを許すトランプ氏が「最後は自分の持ち金を投じてでも勝利する」と言明したことから、急遽対策を協議、その結果、