メリー・クリスマス! と、言われても、自分はクリスチャンでもないし、言う相手もクリスチャンでもあるまい、ということで、メリー・クリスマスも廃れてきた。それにつられたわけでもなく、自分のクリスマスも変わってきた。一人の寂しい、なつかしい聖夜であった。子離れなどで家族がクリスマス・イブだからと集うこともなくなり、また当日の朝も若草物語のようなシーンはない。振り返れば、クリスマスが楽しいのは、子供が幼いときであり、子供が4人もいた自分の人生には、もうクリスマスは十分であった。今年は体調も芳しくなく、教会にも行かなかったが、この数年はずっと通っていたし、子供や妻を連れていくこともあった。 まったく、クリスマス気分がなかったわけでもなく、アドベントにはシュトーレンも買い、パネトーネも買い、紅茶のあてとした。20年聴いているクリスマスソングもネットに移してあるので、グーグルさんに一声かければ流れてくる