アルメニアの比較音楽学者であるコミタス・ヴァルダペット(英語版)の収集したアルメニアの民謡を素材として作曲された。5つのアルメニア民謡が続けて演奏される単一楽章の《アルメニアン・ダンス パート1》と、アルメニア民謡に基づく3つの楽章からなる《アルメニアン・ダンス パート2》がある。《パート1》と《パート2》を合わせて4楽章からなる1つの組曲である[1]が、楽譜はそれぞれ別の出版社から出版されており[2]、「出版上の都合から」とされるその詳しい事情は公式には明らかにされていない。 日本においては、作曲から40年以上経った後でも人気があり、プロフェッショナルの楽団に限らず、全日本吹奏楽コンクールの自由曲や演奏会のプログラムの1曲として取り上げる学校や団体は多い。演奏会のメインプログラムとして、一つの交響曲もしくは組曲として全4楽章を演奏する例も見受けられる。 特に《パート1》は、変化に富んだ曲
