中島みゆきが作詞・作曲を手掛けた、ももいろクローバーZ、5月8日リリースのシングル『泣いてもいいんだよ』が自身初となるオリコン首位を獲得した。アイドルと生粋のシンガーソングライターという、意外にも思える組み合わせが話題を呼んでいるが、中島は古くから研ナオコ「かもめはかもめ」、桜田淳子「しあわせ芝居」など、歌手やアイドル楽曲の作家としても多くのヒットを出している。 そして、注目したいのは編曲・瀬尾一三である。徳永英明「壊れかけのRADIO」、バンバン「『いちご白書』をもう一度」など、上げればキリがないほどの日本音楽界屈指の編曲家であり、中島とは1988年リリースのアルバム『グッバイガール』以降、ほとんどの楽曲でアレンジを担当する、中島作品に無くてはならない存在である。だが、多くの歌手・アーティストに提供されてきた中島楽曲では、実は瀬尾がアレンジを施した作品は少ないのだ。そんな中、同曲は簡潔な