パナソニックは4日、世界不況による販売不振を受け、国内外計27か所の製造拠点を閉鎖し、2010年3月末までに正社員を含めて計1万5000人の人員を削減すると発表した。 電機業界ではNECが2万人、ソニーも1万7000人の削減を打ち出しており、電機大手の業績悪化がより鮮明になった。 閉鎖する製造拠点は国内13か所と海外の14か所。正社員については希望退職も募る見通しだ。 また、兵庫県尼崎市に建設中のプラズマディスプレーパネル工場については、09年5月としていた稼働時期を10年1月に延期し、当初の生産規模も3分の1に削減すると発表した。同県姫路市に建設中の液晶パネル工場も稼働時期を10年1月から同年7月に先送りし、生産規模を2分の1に抑える。 一方、同時に09年3月期の連結決算の業績予想を下方修正し、売上高が11月時点の予想より7500億円少ない7兆7500億円、本業のもうけを示す営業利益は2