全羅南道莞島郡センイル島で正体不明の野獣にヤギが襲われるという事件が相次いで発生している。 この島の住民によると、この野獣の襲撃は1年前から始まり、これまでの被害はヤギだけで20匹以上におよんでいる。最初の襲撃はヨンチュル里から始まったが、最近はユチョン里やクムゴク里など白雲山(海抜383メートル)の山すそ全域にまで広がり、ほとんど毎日のようにヤギが殺されているという。 今月22日にヤギを殺されたソソン里のチョン・ピョンギュンさん(55)は「朝、ヤギがいるはずの野原に行ってみたら、頭だけを残したまま骨までなくなっていた」とし、「骨まで食べているところをみると、普通の野獣ではなく、何かの怪物に違いない」と話した。 「その日はほかの家のヤギも食べられ、次の日ももう1匹襲われた。通報していない家まで合わせれば犠牲になったヤギはかなりの数におよぶ」と話した。住民らは一晩に2~3匹を食べている