5日、長野市の善光寺にある「びんずる尊者」の木像が盗み出された事件で、捜査関係者によりますと逮捕された容疑者は動機について、像があると災害や事件が起きるなどと一部意味の通らない話をしているということで、警察は詳しいいきさつを調べています。 5日午前、長野市の善光寺の本堂に置かれ、なでることで御利益があるとされている「びんずる尊者」の木像が盗まれ、およそ2時間半後に60キロほど離れた松本市内の車の中で見つかりました。 この事件では車を運転していた熊本県の森本晋太郎容疑者(34)が盗みの疑いで逮捕され、6日検察庁に送られました。 捜査関係者によりますと容疑者は容疑を認めたうえで、「びんずるに恨みがあった」という趣旨の供述をしているということです。 一方で、その理由については「びんずるさまがいると地震や事件が起きる」などと一部意味の通らない話もしているということです。 警察は売却する目的ではなか