【ワシントン=山本秀也】国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」が完成したことを記念するレセプションが21日、米首都ワシントン市内で開かれた。日本人宇宙飛行士として初の宇宙長期滞在を達成した若田光一さん(46)は、「日本が科学技術分野でリーダーシップを取る上で、宇宙は非常に重要」と指摘し、政権交代後も政府が宇宙開発支援を続けるよう期待を述べた。 若田さんは、米航空宇宙局(NASA)が帰還飛行士に対し定めた45日間の体力回復訓練を終えたばかりだ。今後は後進の日本人宇宙飛行士の支援を続けるとともに、「また宇宙ステーションに飛び立ちたい」と発言。さらに、「種子島から日本や世界の宇宙飛行士を乗せて送り出す宇宙往還システムの開発に携わりたい」と、夢を語った。 レセプションには、NASAのボールデン長官や若田さんの同僚宇宙飛行士のほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の代表者らが出席。