「人間は良いところをしっかり見てあげなきゃいかん。これは教育の要諦であり、良いところをしっかり褒め、やる気を出させるのが私の仕事です」 河村建夫官房長官は22日、都内で講演し、支持率低迷に苦しんだ半年間を振り返り、麻生太郎首相の女房役の心得を披露した。 昨年9月の内閣発足直後から首相の引き立て役として「地味な役回り」を演じ続けた河村氏。「人間はひとこと言えば後は分かることがある。あまり言われると分かっていても『分かった』と言わないことがある。そこのところは上手に持っていかなければいけない」と述べ、「あまのじゃくの亭主(首相)」を操作する極意を打ち明けた。 それでも首相の失言癖には河村氏も相当苦労したとみられ、「首相は一挙手一投足を絶えず(国民に)見られているから、よく気をつけてしゃべってもらいたい」と苦言もポロリ。その上で「最近、首相は『要するにオウンゴールしなければいいんだな』と自分で言