スマホのCPUコアを開発するARM 次世代コアは省電力型と性能追求型の2つ ARM社は19日に「Cortex-A7」プロセッサーと「big.LITTLE Processing」を発表した。このうちCortex-A7は、簡易なパイプラインを採用し、電力効率を高めたプロセッサーだ。 Cortex-A7は最高性能という点では決して高いものではない。名前も“A7”と、iPhone 4でも用いられるなど、2010年までのスマートフォンで主流のコアだったCortex-A8からは、一世代前に戻ったように見えるが、実は話はそう単純ではない。 たとえば45nmプロセス以前に設計されたCortex-A8はクロック周波数が1GHz止まりだったが、28nmプロセスで製造したCortex-A7は1GHz以上のクロック周波数が利用可能で、かつ同じクロック周波数であればCortex-A7のほうが性能は高い。つまり単体で
