学校で学ばない「医療情報」見極め方 「みんなで読みます」お礼の電話 「良い医療本」が目にとまるように ネットや書店に並ぶベストセラー本のなかには、根拠があやふやな医療情報も散見されます。病院の図書室で働く女性が、根拠のある医療情報をテーマにした子ども向けの本を、学校や図書館へ贈る活動に取り組みました。子どもたちが医療情報を見極める手助けになるように――。そう願って取り組んだプロジェクトについて聞きました。(withnews編集部・水野梓) 学校で学ばない「医療情報」見極め方 このプロジェクトに取り組んだのは、山形県にある公立置賜総合病院の病院図書室で働いている堀越純子さんです。 医師の大塚篤司さん著『教えて!マジカルドクター 病気のこと、お医者さんのこと』(丸善出版)の「あとがき」を読んで、その言葉がストンと腑(ふ)に落ちたといいます。 コロナ禍のさなかにも、誤った医療情報が広がってしまう