トレンドマイクロでは、Linux などで使用されるオープンソースプログラム「Bourne Again shell(bash)」に存在する脆弱性「Shellshock」を利用して Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)サーバを狙う新たな攻撃を確認しました。エクスプロイトコードを侵入させるために攻撃者は Eメールを利用しました。脆弱性を抱える SMTPサーバ上でこのエクスプロイトコードが実行されると、「JST Perl IrcBot」として知られる Internet Relay Chat (IRC)ボットがダウンロードされ、実行されます。実行後に、この IRC ボットは自身を削除しますが、これは監視から逃れ検出を回避するためと考えられます。 図1 は、この攻撃の手順を表したものです。 攻撃者は、「件名」「送信者」「宛先」「CC」の欄に脆弱性「Shellshock