東京都教委は6日、都立練馬高校で夏休み中、プールの給水を止め忘れ、25メートルプール12杯分、約6600立方メートルの水が流出したと発表した。水道代は約510万円。 都教委によると、今夏の猛暑で、プールの水温が上昇し、藻が繁殖する可能性があるとして、男性体育教員(47)が7月20日、水温を下げるため毎分約130リットル、1日当たり約200立方メートルの給水を開始。ところが体育教員は閉栓を忘れ、水道メーター管理を担当する教職員らも確認を怠っていたという。 都水道局が8月23日に検針のため訪問し、水道使用量を指摘して発覚。閉栓されたのは翌24日だった。 水泳部顧問の女性教員(39)も給水量の多さに気づいていたが、バルブの開閉は体育教員の役割とされていたため、給水量を絞っただけだった。都教委は「職員の責任を明らかにする」としている。