2011年01月11日00:41 カテゴリ経済 「平成の開国」という誤解 きのうも新年早々、某官庁が「日の丸技術」を官民共同で輸出する研究会の話を聞かされた。こんな話は今まで一度も成功したことがないのだから、それが失敗することを理解するのは簡単だが、それを「今度こそ成功する」と信じている官僚が何を誤解しているのかを理解するのはむずかしい。 「物事を正しく理解している人は同じように正しいが、バカはそれぞれにバカである」というのは、私がトルストイの法則と呼んでいるものだが、この例は霞ヶ関だけではない。日銀が36%も量的緩和をしても物価は上がらなかったという図を見せても、FRBが130%も緩和しても物価は下がったという事実を示しても、それを理解できない人がいる。その言い訳もさまざまだ。高橋洋一「あともう少し緩和を続けていれば上がったはずだ」(5年も続けたのに) 勝間和代「それはコアCPIかコアコ
