10月の衆院選長崎1区に自民党公認で立候補して落選した下条博文氏の陣営関係者2人が、運動員に選挙運動の報酬を支払う約束をしたとして、公選法違反(買収約束)の疑いで逮捕・送検された事件で、アルバイトとして集められた運動員が10人以上だったことが22日、複数の関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、長崎市油屋町の団体職員の容疑者(66)と同市茂里町の会社役員の容疑者(61)らは共謀し、10月上旬から中旬の間、電話で候補者への投票を呼びかける選挙運動の報酬として「時給千円」を渡す約束をした疑いがある。「電話作戦」要員として集められた運動員は全てアルバイトで、知人らに声をかけて集めたとみられる。報酬は支払われていない。
