2022年3月25日に発売された『Ghostwire: Tokyo』は、緻密に作られた東京が非常に高く評価されているゲームだ。しかし、同時に大きな欠点もつきまとう作品である。 本作は、人が消えた渋谷で怪異と戦うアクション・アドベンチャー。スレンダーマンのような化け物などと戦ったり、印を結んで封印を解いたり、猫又の店で買い物をしたり、都市伝説として有名な「きさらぎ駅」にまで行けると話題の作品だ。 一方で、このゲームは「戦闘がつまらない」と言われるケースが多いほか、「オープンワールドの作品としては退屈すぎる」といった評価がどうしてもつきまとってしまう。しかも単なる欠点ではなく、場合によってはかなり根深い問題だと評されることもある。 なぜ『Ghostwire: Tokyo』はこのような状態になっているのか? それを考えると、本作が「AAA級のオープンワールド的ゲーム」であるゆえに問題を抱えている