群馬県桐生市の小学6年、上村明子さん(12)が自殺し、家族がいじめが原因だと訴えている問題で、明子さんが5年生の時の林間学校で撮影されたクラス写真の複数の同級生の顔に、「×」印が付けられていたことがわかった。 写真は昨年5月に撮影された。父、竜二さん(50)が1日夜に自宅居間で見つけた。明子さんを含めクラスの38人が写った集合写真で、うち15人の顔にボールペンで付けたとみられる×印の跡があった。両親によると、15人の中には、明子さんが6年生になってから「いじめっ子」として名前を挙げていた児童も含まれていた。 明子さんは、5年生になってすぐにいじめられるようになり、その後、いったん収まったが、6年生になって再びいじめられるようになったと両親に訴えていた。 竜二さんは「優しい明子がこんなことをするなんて。学校で何があったのか本当のことを知りたい」と話していた。