朝の満員電車で女子高校生のスカートの中に手を入れたなどとして、強制わいせつ罪に問われたアルバイト男性(23)の控訴審判決が11日、東京高裁であった。阿部文洋裁判長は、懲役1年4月の実刑とした一審判決を破棄し、無罪を言い渡した。 男性は、花田泰さん。東京都内を走行中の西武新宿線の車内で2007年2月、女子高生に痴漢行為をしたとして逮捕、起訴された。 阿部裁判長は、女子高生が犯人を間違えた可能性があると判断した。 記者会見した弁護人によると、花田さんは当時、車内で女子高生の背後に立っていたところ、突然手をつかまれた。控訴審で、花田さんの手に付いた微物のDNA型鑑定をした結果、女子高生の型と一致するものは見つからなかったという。 【関連ニュース】 ・ 税務署員がスカートめくり=量販店で、条例違反で逮捕 ・ 海自隊長を盗撮容疑で逮捕=スカート内をエスカレーターで ・ 産科医の無罪確