人材サービスのランスタッドは6月20日、日本の労働環境に関する調査研究機関「ランスタッド・リサーチインスティテュート(RRI)」を設立したと発表した。日本の労働問題をテーマにした調査、研究成果などを四半期ごとに公表する。第1回調査結果として発表した「休暇」に関する調査では、「未消化の有給休暇」「まとまった休暇の取りづらさ」に対する不満が多い現状が明らかになった。 RRIで実施するのは、「働く人」に焦点を当てた調査や研究。人材不足や働き方の多様化など、労働市場における変化や課題に対して、「『働き手』の声にこそ、いま日本が直面する労働にまつわる課題解決のヒントがある」(カイエタン・スローニナ会長兼CEO)と考えた。 RRIでは今後、全国約1800人の労働者を対象にした勤務先の景況感に関する定点調査や、毎回異なるテーマで労働者のニーズを明らかにする調査などを四半期ごとに実施する。その結果を広く発