東京建物や鹿島など5社は20日、東京都中野区の大規模複合開発事業「中野駅前開発プロジェクト」の計画概要を発表した。警察大学校などの跡地内に、2012年5月までに22階建てと10階建ての高中層オフィスビル、5階建ての住宅棟を竣工する。また、地域内には約1ヘクタールの大規模なオープンスペースも設ける計画で、“オタク文化の発信地”といわれる中野の魅力がさらに高まりそうだ。 同開発事業には、東京建物と鹿島のほかに、昭栄と日本土地建物、戸田建設が参加する。同プロジェクトにはすでに、早稲田大学や明治大学などの進出が決まっている。JR中野駅周辺では、駅西口や北口前での再開発が計画されており、中野周辺の商店街などの活性化も期待されれいる。