麻生内閣は16日午前の臨時閣議で総辞職した。
天才とは概して孤高の存在である。あるいは、孤独な存在になりがちだ。「天才は早死にする」――おそらくこの言葉は、若くして天才の“肩書き”を押し付けられた者の、その後に横たわる気の遠くなるような長い苦悩の日々を、象徴的に表現したものに違いない。度の過ぎた期待の重圧を背負ってはれ物に触るように扱われ、あこがれられる一方で、それがゆえにねたまれ、うとまれ、気がつけば彼(彼女)の真実の姿を知り、思いやることのできる人々は、家族とほんの一握りの理解者、友人しかいない――。 たぶん、そんな宿命を上辺だけでも吹き飛ばせるものがあるとすれば、本人の持つ天性のキャラクターかもしれない。例えば、あっけないほどの明朗さ、秋の空のようなおおらかさ、どこか悪意のまったくないいじめっ子のような“愚かさ”――。 しかし、“彼”はそんなものとはおよそ無縁の存在だ。少なくとも筆者はそう考えている。十代半ばからイングランド
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