携帯での「絵文字」は、メールの表現の1つとして今ではなくてはならないものになっている。2005年前後から通信事業者を超えて絵文字を送受信できるようになり、最近では、iPhoneが絵文字対応になったことで世界でも注目され始めた。Gmailも絵文字をサポートするなど動きが活発になってきている。 携帯電話で打ち込んでいる絵文字が、相手の携帯電話にはどのように表示されているのだろう。各キャリアの端末をもとに、絵文字を見ていく。 まず、携帯電話での絵文字について簡単に説明しておこう。絵文字は、「文字コード」の中で通常使われていない領域を使っている。文字コードとは、文字をコンピュータで認識させるための数字だ。たとえば、Sift-JISと呼ばれるコードなら、“あ”は82A0、“ん”は82F1だ(0000〜FFFFの16進数表記の場合)。つまり、文字として82A0という数字が入力されると、画面上に“あ”と