ライブドア(LD)は22日、東京都目黒区のウェスティン東京で記者会見を開き、金融部門を独立系投資会社のアドバンテッジパートナーズ(東京都千代田区)に売却すると発表した。 LDは12月20日付で、傘下の中間持ち株会社「ライブドアフィナンシャルホールディングス(LDFH)」の全株式8010株を175億7700万円でアドバンテッジに売却。来年3月以降には、LDがLDFHに貸し付けていた約376億円も段階的に回収するため、売却総額は551億円となる見通し。LDは、売却益全額または一部を信託口座に入れ、株主らの損害賠償請求訴訟に備えるとしている。 LDFHはアドバンテッジ傘下入り後に社名を変更、全従業員400人の雇用は維持し、清水幸裕社長も留任するが、兼任するLD代表取締役副社長の職は辞任する方針。アドバンテッジ側は支援期間を3〜5年程度としており、清水社長ら経営陣や従業員による自社買収(MEBO)