11月25日、厚生労働省は、勃起不全(ED)治療薬「タダラフィル」(製品名「シアリス」)など、3つの成分に対して、薬局販売が可能なスイッチOTC化に向けて、一般からの意見募集を始めたことを発表した。不妊や家族間の不和などを解消することを目的としているが、「時短スキーム」で検討が進められるという。 この報道に、翻訳家でライターの桑沢まりかさんは言葉を失い、心が閉じていくのを感じたという。桑沢さんは、10代の頃に受けた性暴力で傷つき、今もその治療と戦いながら性暴力の問題や緊急避妊薬や中絶の問題など女性が受ける問題をテーマに寄稿を続けている。すでに発売されている勃起不全(ED)治療薬「バイアグラ」の恐ろしい記憶……。 時短スキームのED治療薬の検討、そして、緊急避妊薬のOTC化などについては今もなお課題は尽きず、解消されない。この差は一体なぜなのか? この問題について『#緊急避妊薬を薬局でプロジ