コーヒーを味わいながら、ゆっくり読書を楽しむ「月いちブックカフェ」が9日、一関市立東山図書館で開かれた。都会の書店では見られるブックカフェは公立図書館ではまだまだ少数派だが、市民にじわりと浸透してきている。 約4万冊の蔵書がある東山図書館は、東山地域交流センター内に昨年12月にオープン。今年4月から月1回、ブックカフェを開いている。当初、日曜と祝祭日に開いていたが、総席数87席(うちテーブル席数30席)をこえる人が訪れ、座れない人が出たため、10月からは平日に変更した。少しずつ住民に知られるようになり、毎回楽しみに訪れている人も多い。 カウンターそばにドリップしたコーヒー入りのポットを置き、自宅から持参のマイカップに注いでもらう。1杯100円。人によっては2、3時間居て、気にいった本を借りていく人もいる。同市東山町の70歳代の女性は「とても良い雰囲気。コーヒーを飲みながら読書して、心の