カルチャー 2009年06月19日 そのバンド名と『シフォン主義』というタイトルに、最初は「よくあるタイプのインディーだろう」とタカを括っていたんですよね。なんというか、「うっかりちゃっかり」と「背伸び」が同居している感じがそれっぽくて。でもひょんなことから一聴してみたら「これイイじゃん!」と。 けたたましいダンスミュージックや小難しいポストロックに疲れ気味になっていた耳に心地いい、というのが第一印象。 自己主張の押し売りや安易で薄っぺらなリスナー応援要素がまったくなく、モジリや語呂合わせを多用して展開が予想できない歌詞も面白くて。 そして何といっても、音域が狭くビブラートを使わない、やくしまるえつこ嬢のロリータ系ウィスパーヴォイスにすっかりソソられてしまいかなりヤバイのであった。 さて、セカンドの『ハイファイ新書』が出る頃にはかなりの有名バンドになっていて、各CDショップが猛プッシュ。な