現在、多くのIT部門は、アプリケーション開発を自社で行わず、アウトソーシングしていることだろう。重視するのは機能とコストで、数社のITベンダーと関わりを持ち、何がベストな選択かを自分たちは知っていると自負している。 しかし今後、アプリケーション開発において安定性や信頼性を重視するモード1と、俊敏性を重視するモード2、つまりバイモーダルにおけるモード2の世界でのITデリバリは、大きな変化を遂げるだろう。俊敏性重視、柔軟性重視といった新たな行動規範を伴い、組織はこの考え方をベースに効率性や実効性を高めて、将来の市場に適合していかなければならない。 「ガートナー ソーシング&戦略的ベンダー・リレーションシップサミット2016」で登壇したドーリング氏は、「その過程におけるIT部門は、ビジネスをよりドライブしていくためのビジネスファシリテータとなる」と指摘する。 「ビジネスの目標を実現するために、能
