ウクライナでは、東部で、軍が親ロシア派の武装集団への軍事作戦を続けるなか、南部の都市オデッサでも、親ロシア派と暫定政権の支持者の対立で多数の死傷者がでるなど、混乱は拡大し、暫定政権は南部での対応も迫られる事態となっています。 ウクライナ南部のオデッサでは、親ロシア派と暫定政権の支持者との衝突で42人が死亡したあとも、衝突に関係したとして身柄を拘束された活動家の釈放を求めて、親ロシア派が警察署を襲撃するなど混乱が拡大しています。 こうした事態を受けて、暫定政権は現地の警察のトップを解任したほか、5日には首都キエフから警察の特殊部隊を派遣し、治安の回復に当たる姿勢を強調しています。一方、ウクライナ東部では、軍が治安機関などの建物の占拠を続ける親ロシア派の武装集団を強制排除するため、スラビャンスクなど3つの都市で軍事作戦を続け、双方に死傷者がでています。 ロイター通信は5日、スラビャンスクの近郊