電気自動車を研究開発するSIM-Driveは1月22日、2013年の量産を目指して電気自動車を試作すると発表した。いすゞ自動車や三菱自動車のほか、NTT東日本、オリンパス、パイオニアなど34社・機関が開発に参加する。 SIM-Driveは2009年8月に設立された企業。慶應義塾大学環境情報学部教授の清水浩氏が電気自動車「Eliica」の開発を含む研究成果を元に創業した。清水氏が代表取締役社長を務めており、取締役会長にはベネッセホールディングス取締役会長兼CEOの福武總一郎氏が就任している。 既存の車も電気自動車に変えられる SIM-Driveでは、インホイールモーターとPlatform by SIM-Driveという2つの独自技術を活用した電気自動車の試作に取り組む。インホイールモーターとは自動車のタイヤホイールの中に直接モータを内蔵する技術で、エンジンの替わりにモーターを搭載する従来の電