英語には「ブルーマンデー」(憂うつな月曜日)という言葉がありますが、さらに米国には「ブルーマンデー・レモン」というジョークがあります。「レモン」は「欠陥品」を表す俗語ですが、このジョークは、月曜日に製造された自動車のエンジンは故障が多いので、誰も買わないという意味だそうです。 ある統計によると、会社を休みたくなる日は圧倒的に月曜日が多く、また仕事上のミスも月曜日の午前中に増加することが報告されています。週末を過ごしたのち、意気消沈して迎える憂うつな月曜日は、たしかに体にはよくないことでしょう。実際、欧米では以前より、心筋梗塞などで死亡する人は、ほかのどの曜日よりも月曜日が多いことが報告されています(ファクトシートを参照)。 実は、ブルーマンデーと呼ばれる月曜日の苦痛は、人間の持つ知力・気力・体力の三つのリズムが無視された結果、そのひずみが休日明けの月曜日にしわ寄せされてきたために生じる