2017で変わった「書くこと」へのこだわり 日本を代表する老舗の国産ワープロソフト「一太郎」シリーズの最新版、「一太郎2017」。一太郎の前身とも言えるJS-WORDの発表から33年。すでに機能は十分すぎるほどだ。これ以上の機能追加はバージョンアップの理由付けにしかならない、誰も使わない機能しかないのではないか、と思っていた人も多いのではないだろうか。 筆者自身、そのように考えていた時期もあった。だが、実際に使ってみてそれが誤りであることに気づかされた。一太郎2017はここ数年の中でも非常に大きな革新を遂げた、1つのマイルストーンとなるバージョンだ。それはユーザーのフィードバックを反映させた「ものを書く道具」としてのワープロソフトのあり方を示すものだった。 今回、人気ライトノベル作家であるカミツキレイニー氏に最新一太郎に対する率直な感想を聞く機会を得たが、インタビューの前に注目機能をおさら