「どうにも最近、街中でWi-Fiがつながらない」 今年後半になってよく耳にするようになった言葉だ。私の周囲でもそんな話をする機会が増えたし、なにより東京都内の喫茶店でこの原稿を書いているのだが、本来提供されているはずのWi-Fiが、現在つながらない状態である。 基地局は見えている。電波も強いと表示されている。同僚はスマートフォンで接続できている。だから基地局が故障しているというわけではなさそうだ。しかし私がPCでWebブラウザを開こうとすると、やたらと遅かったり、あるいは接続が切れたりする。 私自身は、公衆無線LANサービスによるパソコンでのネット接続を、かれこれ5年以上愛用してきた。サラリーマン時代からいわゆるノマド的なワークスタイルを続けてきており、重いファイル添付のやりとりやWebサービスをサクサク使うためには、3G回線だけでは物足りなかったからだ。 そうした経験を踏まえた体感として
