インターネット検索大手の米ヤフーが経営再建に向け、「メディア企業」へかじを切った。米グーグルなどに押されて業績低迷が続いているため、いよいよ「検索の老舗」からの脱却を目指す。 米ラスベガスで開幕した家電見本市「CES(セス)」で7日、ヤフーのマリッサ・メイヤー最高経営責任者=CEO=(38)が初めて基調講演に立った。金髪に映える青いワンピース姿。隣には米国の人気キャスター、ケイティ・クーリック氏が並んだ。 「検索が常にヤフーの中核だったが、私たちの強みはメディア事業だ。総点検した結果、グローバルキャスターを迎えることにした」。約1700人の聴衆を前に、メイヤー氏はこう語り、今後、様々なインタビューを動画などで配信する方針を明らかにした。