日本赤十字社徳島県支部は、災害時でもおいしく栄養のある食事を手軽に作れるメニュー約30品を小冊子「災害時炊き出しメニューレシピBOOK」(A4判、12ページ)にまとめ、2000部作成した。 全国の赤十字支部や県内各地の赤十字奉仕団など約300か所に配って活用してもらう。 同支部では、県内の役場など約60か所に、ガスや薪(まき)を使う災害用移動炊飯器73台を配っており、耐熱性ビニール袋にといだ米(約1合)と水を入れ、約30分間炊くと、ご飯やおかゆを食べられるという。昨年から、災害時にこそ心を癒やす家庭の味を食べてもらおうと、この炊飯器と各地域の地産品を使った炊き出しメニュー作りに取り組み、各奉仕団などから案を集めた。 3月、東日本大震災の発生前に徳島市庄町の同支部で試食会があり、奉仕団員ら約30人が参加。ワカメや小松島の特産品・シラスを使った炊き込みご飯と、鳴門産の大根、サツマイモなどを油揚