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「富野由悠季起用論」ということで、サンライズはなぜ富野に新作を作らせないのかをテーマに、kaito2198さんが興味深い連載をブログ上で展開しておられます。これ、富野ファンとして、私が個人的にたいへん尊敬しているkaitoさんが、渾身の一撃という感じで満を持して投入してきた記事のような気がするんですが、どうも今のところ、あまり注目されていないような印象も。 この連載への反応が思いのほか少ないなのは、実のところ富野ファンには正当至極な話がメインで、異論も反論もあまりないという感じなのかなーとも思うんですが、どんなもんでしょう?むしろ、富野ファンではない人の感想も伺ってみたいところではあります。 そんなわけで、よく出来ていてツッコミどころのない記事ですが、私なりの感想みたいなものをメモしてみます。 TOMINOSUKI / 富野愛好病 週刊連載 富野由悠季起用論その1 「サンライズは富野由悠季
前の記事の続き(?)。土曜日に友人4人と話したことのメモ。忘れないうちに。とは言っても、すでにうろ覚えになっているので、なんか所々おかしい感じに。 原作至上主義とアニメ至上主義の話。 ・原作至上主義者のIとアニメ至上主義者のS、この二人を軸にして会話(僕はアニメ至上寄り)。僕たちが勝手に定義した原作至上主義者とは、「原作通りにアニメを制作することを望む人(過剰に)。ここの所は削るなとか、原作の素晴らしさを出しきれていないとか。他に、原作が上位にあり、アニメは下位にあるみたいな発想の持ち主」。僕たちが勝手に作ったアニメ至上主義者という造語の意味は、「アニメと原作は完全に切り離して考えるべき。アニメは原作から独立したもの。原作に縛られることは一切ない。原作とアニメの差異などを気にするな。作品として面白かったらそれでいい」みたいな感じのこと。そもそも、なんでこんな話になったかというと、某原作付き
『風の谷のナウシカ』は映像面についても、色々と感じるところがあった。作画監督が小松原一男であり、原画に金田伊功、なかむらたかしが入っているのは、公開前から知っていた。僕はそれを楽しみにしていたし、事実、劇場では金田伊功や、なかむらたかしの担当パートを楽しんだ。宮崎駿なり、小松原一男なりの手は入っているのだろうが、金田担当パートは彼ならではのド派手なものになっていたし、なかむらたかし担当パートは空間の捉え方、タイミング等に彼の個性が色濃く出ていた。他にも原画マンの個性が出ていると思しきところもあり、宮崎が監督を務めた劇場作品で、作画が一番バラついているのが『風の谷のナウシカ』であるのは間違いないだろう。アニメとしてエネルギーがあるとも言えるし、作りが粗いという見方もあるだろう。どちらかと言えば僕は、エネルギッシュだと肯定したい。 これはあくまで僕の想像だが、原画マンの個性が出ているのは、小松
僕が『風の谷のナウシカ』を再見したのは、ロードショーの数年後だった。『となりのトトロ』公開時に、「アニメージュ」で『ひみつのアッコちゃん』等のアニメーター時代の仕事を含めた、過去の宮崎駿の作品をまとめて紹介する記事を担当する事になり、ビデオで『風の谷のナウシカ』を観返したのだ。久しぶりに観た『風の谷のナウシカ』は、記憶よりもずっと緊張感があり、殺伐とした作品だった。何かに似ているな、と感じて、しばらく考えて思い当たった。『宇宙戦艦ヤマト』に似ていたのだ。特に緊張感が『ヤマト』に近い。そう言えばラストの復活劇も、公開時に『ヤマト』みたいだと思った。もっと言えば、終末的な世界観も『ヤマト』とリンクする。 この映画について、「『ヤマト』のようだ」という感想は、今まで目にした事がない。ひょっとしたら、日本でそんな事を思ったのは自分だけかもしれない。勿論、宮崎駿が『ヤマト』を意識して、『風の谷のナウ
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