先日「インセプション」についてかなり辛辣なエントリを書いたのですが、そのあとネット上でさまざまな感想や解釈を読むうちに、ふとある考えが浮かんだので、自分なりにまとめてみたいと思います。 (以下、結末まで完全にネタバレしていますので、ご注意ください!) 映画のラストシーン、危険な任務を成功させた主人公は無事に故国の土を踏み、ついに子供たちの暮らす家を訪ねます。いよいよ再会を果たす直前、彼がふと自分のトーテムである独楽を取り出して机の上で回してみると、なぜか現実世界では回らないはずの独楽が鮮やかに回り出します。 これは単純に解釈すると、主人公がまだ夢の世界にいることを暗示しているように思えますよね。自分もそうなのかと思っていました。 でも、こちらのまとめエントリで紹介されていた、2ちゃんねるでの“この映画は主人公の自己セラピー"説を読むうちに、ある考えが浮かんだのですよ。 インセプション感想・