[前編]日本のプライバシー保護は要見直し、大事なのは「Privacy by Design」 一橋大学 名誉教授 堀部 政男 氏 スマートフォン、ソーシャルメディアなど、新しいコミュニケーション手段の台頭とともに、個人にかかわる情報保護の重要性が増している。社会保障・税番号「マイナンバー」も注目の的。今後、プライバシー保護にどのように取り組んでいくべきか。日本におけるプライバシー保護の第一人者、堀部名誉教授に聞いた。 インターネットや携帯電話/スマートフォンの普及に伴って、個人に関する情報があちこちに記録されるようになった。 プライバシーにかかわる個人の情報は、我々の生活のあらゆるところにある。クレジットカードや会員カードのポイント、マイレージなどは分かりやすい例だろう。米グーグルのストリートビューにも、依頼すればモザイクをかけるなどの対応はしてもらえるが、個人の顔や自動車のナンバープレート
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