百姓読み(ひゃくしょうよみ)、または慣用読み(かんようよみ)とは、漢字を偏または旁(つくり)から類推して我流に読むこと[1]。 音や訓の慣習によらず我流の読み方をすることとして、大正時代の書籍に記載があり[2]、誤読として扱われる。田舎者、また、情緒を解さない者をののしっていう語としての「百姓」[3]から、漢字の読み方を知らない教養のない者が読んでしまうことによる。 例えば「垂涎(すいぜん)」を「延(えん)」の読みから類推して、「すいえん」と読んだり、「鍼」の読みは「しん」であるが、これを「感」から「かん」、「減」から「げん」などと読んでしまうこと。