羽海野チカ先生の天才観が少し垣間見えた話を軽く。 羽海野先生の連載作品である「ハチミツとクローバー」と「3月のライオン」には、天才と呼びうるキャラクターが出てきます。前者には代表的なところではぐ美と森田(二人については過去記事;漫画で天才はどう描かれるのか、「ハチクロ」と「バガボンド」を例に考えてみる話も参考に)、後者は主人公の零。描写のされ方は違っても、(同年代の平均像に比べて遥かに高い)周囲の人間からの評価、業績を鑑みるに、作中で「天才」として遇されていると考えて差し支えないでしょう。 そんで共通するところに気づいたのは、はぐと零なのですね。その共通点とは、「神様との約束」。 はぐ美は中学生の時に一度だけ神様を見ました。 小さい頃 一度だけ神さまを見た (中略) この「絵を描く」ということだけが 「私」を「守り」「生きさせて」くれたんだ そう思った時 雨降りの窓の外が ぼうっと 金色の
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