1月4日、イスラム教シーア派の有力指導者ニムル師を処刑したサウジアラビアの狙いが、中東地域の「緊張」を「危機」にまでエスカレートさせることであることはほぼ確実と思われる。写真はテヘランのサウジアラビア大使館前で、二ムル師の処刑に対して抗議するイランの人々。提供写真(2016年 ロイター/Raheb Homavandi/TIMA)
1月4日、イスラム教シーア派の有力指導者ニムル師を処刑したサウジアラビアの狙いが、中東地域の「緊張」を「危機」にまでエスカレートさせることであることはほぼ確実と思われる。写真はテヘランのサウジアラビア大使館前で、二ムル師の処刑に対して抗議するイランの人々。提供写真(2016年 ロイター/Raheb Homavandi/TIMA)
アフリカ東部のジブチに海賊対策で設けた自衛隊拠点について、防衛省が中東有事での哨戒機派遣や緊急時の邦人救出など、多目的に使えるよう施設の強化を検討していることが防衛省関係者への取材でわかった。長期間の使用が前提で、中東・アフリカの活動拠点として新たに位置付ける。安全保障法制の審議と並行して検討を進め、2016年度予算に施設建設などに向けた必要経費を計上することを目標にする。 事実上の「海外基地」(防衛省関係者)で、安倍政権下で進む安保法制の転換によって自衛隊の海外任務が拡大することを見越した動きだ。 拠点は、ジブチ国際空港に隣接する12ヘクタールをジブチ政府から賃借。約47億円かけて司令部庁舎や隊舎、P3C哨戒機3機分の駐機場と1機分の格納庫などを建設し、11年6月に開設した。 海賊対処法に基づいて、哨戒機… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちら
サウジアラビアがイランと外交関係を断絶し緊張が高まるなか、イランとイラクの外相が会談し、過激派組織IS=イスラミックステート対策にはイスラム社会の団結が欠かせないという認識で一致し、イラン側はサウジアラビアに抑制的に対応していく姿勢を強調しました。 こうしたなか、国内でISの掃討作戦を進めているイラクのジャファリ外相が6日、イランを訪問し、ザリーフ外相と会談しました。両外相は、イスラム社会はISという共通の脅威に対し、団結する必要があるという認識で一致し、ジャファリ外相は「イランとサウジアラビアの良好な関係は地域全体の利益だ」と述べ、緊張緩和に向けた仲介を担う意向を示しました。 これに対し、ザリーフ外相は、サウジアラビアはイランの核開発問題の解決に向けた交渉に反発するなど、地域の緊張緩和に逆らう動きを見せてきたとして、批判しました。 しかし、その一方で、「これからも我慢を続ける」と述べ、イ
高崎市鼻高町の少林山達磨寺で6日、新春恒例の「七草大祭だるま市」が始まった。例年、約200軒の露店が並ぶが、今年はその運営をめぐって寺と露天商が対立。露店が参道脇や境内にはない異例の寂しい市となった。 市のにぎわいが消えることを憂慮した富岡賢治高崎市長の仲介で、県達磨製造協同組合も加盟する市物産振興協会が少林山入り口近くの特設テントでだるまを販売したが、参拝者からは「例年のにぎわいには及ばない」との声も聞かれた。 達磨寺は特設会場で、薪(たきぎ)能の上演や秋田のきりたんぽや広島焼きなど各地のうまいものを売る店を80店出すなど、新たな趣向をこらしてにぎわいを演出。家族連れなどが楽しんでいた。 同市の会社員、永瀬和宏さん(40)は「毎年買いに来るが、境内で売っておらず、値切って買う楽しみがなくなった。どうにかならないか」と話した。 同寺の広瀬正史住職は「寺としては歴史ある祭りを厳かな雰囲気で存
韓国が計画中の次期主力戦闘機KFXのイメージ図(韓国国防省HPより)。予算面、技術面とも開発の目処は立っていない。 韓国国会は2016年の国防予算を前年比3・6%増の38兆7995億ウォン(約4兆円)とする案を可決した。人口がほぼ倍の日本の防衛費(約5兆円)に比べてもかなりの高水準で、韓国の予算全体(約386兆ウォン)の約10%にあたる。しかし内実は火の車で、国防の要の徴兵制が致命傷となり「マネー」が消えていく悪循環に陥っている。新鋭軍艦の救命胴衣に粗悪な不良品が使われるなどの不正もマイナスに作用し、軍も経済も危険水域にある。(岡田敏彦) 今も戦争中 韓国の予算は12月3日に国会で可決した。うち国防費は前年比3・6%増とはいえ、軍が優先事項に掲げる新型戦闘機の開発予算は増額要求が却下され、わずか670億ウォン(約69億円)と絶望的な額に抑えられた。韓国の国防予算で最も重きを成すのは実は人件
1月5日、オバマ米大統領は任期最終年を迎えるなか、自身の政権で3度目となる銃バブルの口火を切った。カリフォルニア州の銃器販売店で撮影(2016年 ロイター/Mike Blake)
米首都ワシントンのホワイトハウスで、銃規制のための大統領権限行使を発表し、涙を流すバラク・オバマ大統領(2016年1月5日撮影)。(c)AFP/JIM WATSON 【1月6日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は5日、米国で頻発する銃による暴力事件への対策として、大統領権限を行使して実施する限定的な措置を発表した。オバマ氏は涙を流しながら、さらに意義ある制度改革に反対する議会を罰するべきだと、国民に訴えた。 オバマ大統領は、銃による暴力事件の被害者や犠牲者の遺族に囲まれて演説を行った。その頬を涙が伝ったのは、2012年12月にコネティカット(Connecticut)州ニュータウン(Newtown)の小学校で発生し、児童20人が犠牲になった銃乱射事件について言及した時だった。 「その子どもたちのことを考えるたびに、怒りが込み上げてくる」と言って涙を拭った大統領は、「
1月5日、サウジアラビアとイランの外交関係悪化により、石油輸出国機構(OPEC)が近く生産抑制で合意に達するとの観測は、実現する見込みが薄れている。写真はソウルで2011年4月撮影(2016年 ロイター/Lee Jae Won) [ロンドン 5日 ロイター] - サウジアラビアとイランの外交関係悪化により、石油輸出国機構(OPEC)が近く生産抑制で合意に達するとの観測は、実現する見込みが薄れている。 5日公表されたOPECの生産動向に関するロイター調査では、サウジアラビアはフル稼働態勢で2015年を終えたとみられている。経済制裁解除後に増産を計画しているイランが市場を確保する余地を、サウジが残そうとする兆候はない。
《幼なじみ「ANZEN漫才」解散の背景》高級住宅街のみやぞん、超多忙で足立区のあらぽん「会話も事務的に」の深刻格差
価格があまり上がらないことで「物価の優等生」と言われてきた卵が、値上がりし始めている。昨年は最近10年では最高値、約30年間でも2番目の高値となった。鶏のえさ代の高騰が影響しているという。 東京都練馬区のスーパー「アキダイ」。普段はMサイズの卵1パック(10個入り)を198円で売っているが、昨年11~12月は10円値上げした。卵の需要が高い冬場を迎える11月の値上げは珍しくないが、200円を超えたのは初めて。秋葉弘道社長(47)は「卵は商品価格のバロメーター。値上げすると野菜や果物まで高いと思われる」と客離れを心配する。卵を買った主婦(75)は「毎日使う卵の値上げは年金暮らしには厳しい」と話した。 消費者物価指数をみると、食料品全体の価格は約45年前の約3・2倍。一方の鶏卵は約1・6倍と上昇幅は緩やかだ。だが、JA全農たまごによると、昨年は、指標となるMサイズ(1キロ)の平均卸値(東京
北朝鮮の朝鮮中央テレビが放送した、金正恩第1書記が同国初の水爆実験に際し記したメッセージ。韓国の聯合ニュースが提供(2016年1月6日提供)。(c)AFP/North Korean TV via YONHAP 【1月6日 AFP】北朝鮮は6日、同国初の水爆実験を「成功させた」と発表したが、実験実施の命令は、3週間前に金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記が自ら署名していたと、同国国営テレビが伝えた。署名に添えられたメッセ―ジには、水爆の「爽快な爆音」とともに2016年を迎えると記されていたという。 北朝鮮が同国初の水爆実験として小型爆弾の爆発実験に「成功した」とする発表は、同盟国・中国も含む近隣諸国を驚かせ、非難を巻き起こしている。 北朝鮮国営テレビの報道は、昨年12月15日の日付が入った金氏の署名の写しを映し出した。署名の横に書かれた直筆のメッセージには「初の水爆の爽
「買い物難民」とは、地元スーパー・商店の廃業・撤退や、高齢による行動範囲縮小などが原因で、食料品、生活必需品の買い物が困難な人たちのこと。農水省の調査では2010年で380万人、25年には600万人に達すると予測している(生鮮食料品販売店までの距離が500m以上で車を持たない65歳以上の高齢者人口)。 運転する車の事故対策として、高齢者の自動車免許の更新が厳しくなれば、買い物難民はさらに増えるだろう。 この買い物難民の救済に真正面から取り組んでいるのが、移動スーパー「とくし丸」だ。冷蔵庫付きの軽トラックに、刺身などを含む鮮魚や精肉、野菜、果物などの生鮮食料品から、惣菜、弁当、寿司、パン、加工食品、菓子類まで、スーパーの商品400~600品目、点数で言えば1000~1500点をぎっしり積み込み、各家庭の玄関先まで行って販売する。 12年に株式会社とくし丸の住友達也社長が地元・徳島で始め、今で
サウジアラビア大使館に通じる交差点には、ニムル師の肖像と「激しい神の報復が進行中」と掲示されていた=テヘランで4日、田中龍士撮影 【ローマ秋山信一】イスラム教シーア派指導者を処刑したサウジアラビアの強硬姿勢の背景には、内政と外交両面での計算がありそうだ。国内治安面の不安要因であるシーア派を締め付け、外交的に対立するイランを孤立させることを狙ったとみられる。 スンニ派の中でも厳格なワッハーブ派を国教とするサウジだが、東部を中心に国民の約15%はシーア派だ。政府はシーア派の信仰を黙認してきたが、シーア派に対する差別意識は色濃い。近年は特にシーア派住民の不満が高まっており、サウジ当局にとっては、過激派組織「イスラム国」(IS)などの過激派と同じ国内の不安要因となっている。 2011年には、民主化要求運動「アラブの春」に触発されてシーア派中心の反政府デモが発生した。イラン国営通信によると、処刑され
維新・馬場代表、政権への協力“拒否”「旧文通費改革の合意が反故に」 石破総理は午後、日本維新の会の馬場代表と党首会談を行いました。維新側は、旧文通費改革をめぐる合意が…
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