結婚後に職場で旧姓の通称使用を認めないのは人格権の侵害だとして、日大三高・三中(東京都町田市)に勤務する30代女性教諭が、運営する学校法人「日大第三学園」に旧姓使用を求めて東京地裁に提訴していたことが分かった。教諭側の弁護団が3日発表した。 最高裁は昨年12月、夫婦同姓を合憲と判断した判決で「旧姓の通称使用が社会的に広まっている」と指摘した。弁護団は「学校側の扱いは時代に逆行する」と主…

結婚後に職場で旧姓の通称使用を認めないのは人格権の侵害だとして、日大三高・三中(東京都町田市)に勤務する30代女性教諭が、運営する学校法人「日大第三学園」に旧姓使用を求めて東京地裁に提訴していたことが分かった。教諭側の弁護団が3日発表した。 最高裁は昨年12月、夫婦同姓を合憲と判断した判決で「旧姓の通称使用が社会的に広まっている」と指摘した。弁護団は「学校側の扱いは時代に逆行する」と主…
都内の私立高校に勤める30代の女性教諭が、結婚前の旧姓を「通称」として使用できるよう求め、学校側を相手取って、東京地裁に訴訟を起こしている。一時は、和解の道も探られていたが、学校側は戸籍姓の使用を譲らず、裁判所の判断を仰ぐことになりそうだ。早ければ、7月に結審する。 女性側の代理人弁護士4人が6月3日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した。早坂由起子弁護士は「通称の使用が広がっている中、時代に逆行している」などと語った。女性は同席しなかったが、訴状では「旧姓こそが自己を表す唯一の氏である」としている。 ●「併記」では戸籍姓が優先、旧姓はかっこの中 訴状などによると、女性は10年ほど前に着任。数年前、結婚によって姓が変わった。旧姓を通称として使用できるよう学校に求めたが、すべての場面で戸籍姓を使うよう命じられた。現在、女性は公的には戸籍姓で扱われているが、同僚の教職員や生徒、保護者からは従
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