発表された当時から永田洋子さんの絵は「あんな女が少女漫画みたいな絵を」と言われていたようですが、同じ連合赤軍の植垣さんからの助言「漫画の模写でもかまわないんだ」という言葉に応えるかたちで描き始めた絵が、彼女の絵の始まりだったようです。 まさしく「絵」なのに、フキダシで台詞が書いてあったりします。 この日、ギャラリーではトークショーが行われ、連合赤軍の植垣康博さん、反日武装戦線“さそり”の宇賀神寿一さん、足立監督、さらに飛び入りで(ご本人はお客として来たつもりだったらしいですが)一水会顧問・鈴木邦男さんも参加。 獄中で描く絵をそれぞれの視点から語ってくれました。 植垣康博さん 描く権利をいかにして獄中からつかむか、という内容。「自著の挿絵」という口実からどんどん権利を広げていった。ボールペンを手に入れるまで一年半かかった、とのこと。 何かの時に描いた絵があまりにデキがよく、捨てるのはもったい