厚生労働省の専門家会議は17日、脳と脊髄の周囲を満たす脳脊髄液が漏れ、頭痛などの症状が表れる「脳脊髄液減少症」の治療を、保険診療と併用できる「先進医療」として認めることを決めた。 早ければ7月にも適用される。 液が漏れる穴を自分の血液でふさぐ「ブラッドパッチ」という治療法が効果的だが、保険が使えないため、入院や検査の費用も含む1回あたりの標準的な医療費十数万円(厚労省調べ)は全額自己負担となる。先進医療として認められると、ブラッドパッチそのものは自己負担のままだが、入院や検査などに保険が使えるようになるため、負担が大幅に減る。