テレビ朝日が放送したダイエット機器の紹介番組をめぐり、週刊現代に「効果を捏造(ねつぞう)した」との記事を掲載され、名誉を傷つけられたとして、同社が発行元の講談社などに1億円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。中村慎裁判長は330万円の支払いを命じた。 同誌は平成19年7月14日号から3回にわたり、テレビ朝日が通販番組内で放送したダイエット機器「ロデオボーイII」の効果紹介ビデオについて、「モデルが機器を使ってもやせないので、食事制限をさせた」などとの番組関係者の証言をもとに「購買者を欺いている」とする記事を掲載した。 中村裁判長は「減量効果がロデオボーイIIの使用によるものとはいえない部分があり、真実に合致する部分もある」などとしつつも「別の商品の紹介ビデオの出演者に取材を行っただけの記事で、発言内容の裏付けがあったとはいえない」として、「記事が真実とは